2つの地獄
初心者の大部分は逆張り、塩漬け、ナンピンでコツコツドカンの負けを繰り返している。(1つ目の地獄)
資金が増えていく特定のトレードスタイルには到底及ばず、大口の手口すら意識していないため、最終的に一発逆転のスタイルに追い込まれていく。いつかは必ず破滅するトレードを続けていることに気が付き【順張り】を勉強し始める。
ふむふむ、なるほど!!!確かにブレイクすると値動きが加速している部分がある。
これからは、重要ラインをブレイクするところでエントリーしよう!
しかし、これをやっていくと調子よく勝つときはあるが、保ち合いになった途端に酷い目に合う。
長い年月を費やしてやっとのことで逆張り→ナンピンを卒業し、順張り対応が実を結び始めた頃に立ちはだかるのが保ち合い相場(2つ目の地獄)である。
相場では大きく分けてこの2種類の地獄があることを知っておくべきである。
私自身が苦しんできた経験(自己紹介〜相場塾の誕生)も是非 見て頂きたい。
ブレイクアウト手法≒順張りを理解しよう
ブレイクアウト手法は順張りの説明がしやすいため、数多くの書籍やサイトなどで目にすることがあるだろう。厄介なのは重要なポイントについては省略されているか、(作成者も)知らないまま解説していることである。
グランビルの法則やダウ理論ではブレイクアウト手法を推奨しているが、保ち合いの上限・下限付近での順張りには十分い注意しよう!
ブレイクアウト手法だけでは勝ち越すことはできません。
トレンドと保ち合いは光と影
トレンドと保ち合いは言うなれば光と影のような関係です。トレンドがあるから保ち合いがあり、保ち合いの記憶が染みつくからこそトレンドが発生する。
急騰・急落、トレンド相場で強引な逆張り→ナンピンからロスカットに追い込まれる。
保ち合いで馬鹿正直すぎる順張りをして慌ててロスカットをする。このようなロスカットの売買(決済)がガソリンとなって値動きが形成されているのが相場の世界です。
保ち合い上限、下限での具体例
下のチャートをもとに、60分足・保ち合いにおけるブレイクの凄惨な現場を知っておこう!
①~⑦はレンジ上限または高値ブレイク、⑫を除く⑧~⑬はレンジ下限または過去安値のブレイクを指している。
レンジブレイクでの順張り対応は、今度は大きく値が動くはず!といった期待は高まるものの⑫のような値動きを引き当てる確率は圧倒的に低い。
ブレイク手法で上手くいった時代もあったが、今では都市伝説となりつつある。
初心者の頃に繰り返していた逆張り→ナンピンを止めるように、保ち合い上限・下限での闇雲なブレイク手法を封印することが先決だ。
ヒントは記憶の逆を考えること、前回と同じように●●●を観測してからエントリーする。
具体的な考え方、対応方法は【塾生専用・保ち合い対応の極意】第1回 難攻不落の保ち合い地獄からの脱出 で詳しくお伝えします。
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