【動画解説あり】日経225先物で大損・・・

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【動画解説あり】日経225先物で大損・・・

はじめに

今回は日経225先物で大損する時の共通点について考えていきます。

株式、FX、その他の金融商品についても投資家心理に基づくアプローチであるため、役に立つ内容になっています。

期待

下にある日足のチャートをご覧ください

図のチャート①の局面において、このまま上昇すれば私の資金はこれだけ増える・・・

といった形で計算を始めた時に、中立的なチャートの見方が出来なくなる傾向があります。

利益を出すことだけに拘り、買ったポジションが損益分岐点を下回っても期待だけで持ち続け、②のような下落を見て恐怖が限界を迎え、衝動的にロスカットして大損することになります。

執着

「損失がなくなるまでナンピンを続けよう」、「利益が出るまで頻繁にトレードを繰り返そう」といった損失を認めようとしない執着心や、利益を過度に求める執着心が取り返しのつかない大損につながります。
当相場塾ではナンピンとオーバートレード(過剰な回数のトレード)を禁止しています。

過度な思い込み(バイアス)

「こうなったらこうなるはずだ」というように思いが大きくなり過ぎた時に、大損につながる傾向があります。

上の図の①の上昇から②の下落は、当相場塾での考察において大きな下落が起こるパターンでしたが、今回は③の上昇に向かいました。

この日は日銀政策決定会合の発表があり、条件付きで利上げを容認するという複雑な内容だったため、利上げなのだから価格は下落するはずだという考え方が強すぎると、今回のチャートの形と一致して売り目線の思いが強くなっていきます。

③のように上昇している価格を見てもなお、逆張りの売りを何度もエントリーするという愚策に陥ってしまう傾向があります。

リベンジ(復讐)トレード

「過度な期待」、「執着」、「過度な思い込み」が引き金となって、気付かないうちにやってしまっているのがリベンジトレードです。

こんな絶好のチャンスの中で負けて終われない、根拠の無いトレードで不甲斐ない負けをすぐにでも取り戻したい、ナンピンで大損した分を取り返さなければ(汗 といった感情が次への大損の引き金になります。

日経225先物で大損しないために・・・勝ち残るために絶対に必要なこと

日経225先物で大損しないために、勝ち残るために絶対に必要なことは、あらゆる理不尽なことに耐えることです。どんなに綿密に背景を確認し、入念な考察のもとでエントリーをしても、すぐに期待通りの値動きが起こることは稀である。それどころか長めのタイムラグがあったり、意図していない値動きによってロスカットに引っかかることもあります。これらを受け入れることができなければ、上記で説明した期待と執着にまつわる負の循環が待っています。

仕事先での理不尽な人間関係を避けたいから相場の道を選ぼうとしているのかもしれませんが、相場の方が余程 不公平かつ理不尽に満ちていると思いませんか?

値動きはいつも少数の大口が勝つようにできていて、それを指摘したり、味方してくれる仲間や支援者もいない・・・熱くならず、ただ一人でそれを受け入れることでしか勝ち目がない。

当相場塾での見立て、考察は最終的に行き着く値動きにおいては非常に高い優位性を持っているが、そこに行き着くまでの理不尽な値動きを受け入れられないと、その優位性を活かすことはできない。

信念などという言葉では到底足りないくらいの(自分自身への)誓いがあってはじめて(機械的なトレードが)達成できるのである。

期待と執着の罠から逃れるために、同じ経験を持ち、内面的な対処法を知る指導者に学ぶことをお勧めいたします。

まとめ

血の滲むような努力を続け、勉強してきたパターンであれば、全力で期待して執着してしまうのは仕方ないことです。しかし、勝つためにはもう少し確率に基づいた機械的なイメージを大切にしましょう。

ここで言う「機械的」という意味は、ルールに従い、過度な期待はしない、負けを受け入れて取り返そうとしないということです。

また、大きく勝つことがあっても、その次のトレードではまた勝つことを期待しないことです。

これらのことは、口で言うほど簡単なことではありません。

長きに渡って勉強をし、経験を積んだとしても、最後まで付きまとう感情的な問題だからです。

当相場塾では、どんなに優位性のあるエントリーをしても上手く行かないことがある という気持ちを持ってトレードに臨むことをお勧めします。

【動画解説あり】大損をチャンスに変えるために知っておきたいこと・・・週足

2023/9/14(木)は32640円から33450円まで790円の上昇が起こりました。

私は32700円から買って33150円(+450)までの利食いを完了し、残り1枚のポジションを持っています。

33450円(+750)に最後の指値をいたしましたが、ミニは約定しませんでした。

9/11(月)では売り目線の構えで売っていましたが、9/12(火)では売り目線の心理面について警鐘を鳴らしています。

その時の寄り付き前の動画をご覧ください。

◆2023/9/12(火) 【動画解説】売っている側の心理面・考察

25日線(32200円)で下げ止まって、32500円、32700円を上抜いて来るときの売っている側の心理面について解説しています。

9/14(木)ではすでに週足のトレンドライン上限を上抜いている状況なので、値ごろ感での逆張り・ナンピンの売りは絶対にしないように注意喚起しています。

その時の動画解説をご覧ください。

◆2023/9/14(木) 【動画解説】今後の値動きの注意点

週足の上昇転換が起こっているため、重要ライン32700円より上での売りは絶対にダメということを塾生の皆さんと事前に情報共有し、32700円を突破したら買いのチャンスという構えから私が実際に行ったトレードについても図解と解説文で学べるようにしています。

私が経験してきた大損する背景の1つに週足の上昇転換に気が付かずに売り目線で逆張りをしてしまうという行動がありました。

また、今回のような背景で買ってみたところ、支持線(33000円や32900円)への下振れで何度も騙されて、ポジションをロスカットされた後に上昇するという悔しい経験もしてきました。このような背景での下振れがトレードの勝負所です。信念や戦略がブレてしまうところだったりもしますが、このような負けパターンを理解して、儲けのチャンスに変えて下さい。