下落トレンドには3種類のパターンがあります。
【A】 じりじりと徐々に下げる「ジリ安局面」
1週間以上かけて下げ続けることがあります。
【B】 1500円以上の大きな値動きが伴った下落トレンド
3~4日ほどしか継続されない傾向があります。
【C】●●ショックなどの有事の際の暴落局面
1日で1000円以上 下落することもあり
1週間で3000円以上の大暴落となったことも
過去には何度も起こっています。
今回は 【B】 1500円以上の大きな値動きが伴った下落トレンド
についての解説になります。
次の60分足チャートをご覧下さい。
①~②の下落は28500円から27000円まで約1500円の下落となっています。
しかし、一気に下落しているかというと図中の赤の矢印(リバウンド)や青の四角(保ち合い)を挟みながら下落しています。
1⃣【下落局面 売りでの失敗パターン】
図中の赤の矢印や青の四角 のところでの保ち合いや下落の記憶の中で、リバウンドに警戒して売りのポジションを小さな利益(または小さな損失)で手放してしまったり、突っ込み売り → リバウンドでロスカットする など繰り返して失敗するパターンがあります。
2⃣【 下落局面 買いでの失敗パターン】
更に悪いパターンとしては保ち合い対応として身に付いてしまったフォームである逆張り → ナンピンの買いを①~②の下落で行ってロスカットに追い込まれることです。
※ 上のチャートでは反発していますが反発せずに更に1000円以上 下げ続けるパターンが過去 何度も起こっています。
今回は大丈夫だろう・・・といったトレードを続けていると、遅かれ早かれすべての資金を失うことなります。感情面が大きく作用する相場の世界ではよくある破滅パターンの1つです。
3⃣【リバウンド局面 売りでの失敗パターン】
次の60分足チャートをご覧下さい。
①~②の下落での売りチャンスを逃してしまったり、買い下がって大損してしまった場合は次に大きく戻したら再下落を狙った売りで大きく儲けたい!といった具合にリベンジに燃えている状況は、次への大負けがセットアップされている可能性があります。
①、②の下落の記憶から③~⑥のような下落に誘発され もっと下がるだろう!という期待が高まった突っ込み売りからロスカットを連発します。
しかし、①~②のように1500円以上の下落の後は⑦のような本格的なリバウンド(上昇トレンド)が起こることがあります。
これは本当によくある負けパターンですので覚えておいて下さい。
4⃣【リバウンド局面 買いでの失敗パターン】
①、②の下落を見送って⑦のリバウンドを狙った買いのトレードにおいても様々な心理的な罠が潜んでいます。
③~⑥のような下落を見て①、②の大きな下落が起こるのではないか?と警戒し、買いのポジションを手放してしまったり、高い所を追いかけて買ったポジションが⑤のような深い押し目によってロスカットに追い込まれる・・・
①~②のような下落トレンドや⑦のようなリバウンド局面においては様々な負けパターンが存在します。
どうやって勝つか?
という目線でトレードを攻略していくことも大切ですが自分自身(失敗パターン)について熟知しておくことは、更に大切です。
次の 【リバウンド局面における重要ライン】では
3⃣【リバウンド局面 売りでの失敗パターン】
4⃣【リバウンド局面 買いでの失敗パターン】
を回避して利益につなげる方法をお伝えいたします。
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