相場日誌 第2回 売買日誌の真実

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
相場日誌 第2回 売買日誌の真実

今、この記事を読んでいる中で売買日誌をつけていない者はどれくらいいるのだろうか?もしやってないなら、ほぼ100%の確率でトレードが成就することはない。

なんでそんなに自信があるのかって?

そもそも人間の記憶は当てにならない。1日前のことだって怪しいのに、7日前のことならなおさらだ。もし10年間のトレードとその時の感情、チャートパターンをすべて引き出せる記憶力の持ち主であればトレードよりも先に別のことで成功しているはずだ。

売買日誌を根気強く続けていくと、あ!これ前にも書いた、あ!これも(汗 あれも(汗

嫌になるほど同じ失敗をしていることに気が付く。チャートパターンだけじゃなく感情面の共通点だってたくさんある。

よく分からない背景なのに不安になって手を出したり、値動きが少なくなると焦れて手を出してしまう。ルール通りにやろうとしてロスカットになったら連敗するのもすべて感情が引き金になっている。

もう分かったと思うが、売買日誌をつけないってことは恐ろしいモンスターがいる洞窟の中を何の印も付けずに歩き回っているのと同じだ。

悪いことは言わない、売買日誌だけはやっておけ!

今は売買ルールが分からん、書き方が分からん、それでもいいからとにかく始めること。

書いていくうちにいらない情報、必要な情報がわかってくる。有料サイトで習ったことが無駄とは言わないが、自分の売買日誌の中にしか自分のトレードの答えはない。

あれこれ難しいことをする前に、まずはこのことに気付くべきだ。効率的なことばかりやろうとするよりも手間を惜しまず地道なことする奴に活路は開かれる。

売買日誌(毎日のトレード記録と反省)をまとめて下↓のような月ごとのトレード記録(売りと買いの成績を分けた記録)にまとめていけば、かんぺきだ!


7月の売りトレードでは唯一マイナスになってしまったが、この失敗は移動平均の一番下の価格帯で売っていたことが原因であることが分かる。

今月もまたマイナスだったと頭を抱える前に、買いだけの収支はどうだったか?売りだけの収支は?

勝ち越しているのが買いで、売りだけがマイナスなら敗因を徹底的に洗い出せばいいし、売りそのものをやめたっていい。

何にしても自分の負けパターンさえ分かってしまえばいいんだよ。いつもの負けパターンの逆をやればいいんだから。

そうやって出来た売買ルールがいくつもあるし、負けパターンを潰していったら勝ちパターンだけ残ったのでそれだけをやっている。

売買ルールが決まったらもう一歩進んで、ロスカット幅を変えて検証してみるといい・・・

30円ロスカットで貧乏になっているんだったら100円、200円ロスカットでの成績を確かめてみたら光る財宝を見った!

そういうのが売買日誌、トレード記録の本来の妙味ってもんだ。




改過自新(かいかじしん):自分の過ちを改め、再出発すること。過ちを改めて心を入れいれかえること。

点滴穿石(てんてきせんせき):水滴でも、長く落ち続ければ石に穴を開けることができるということ。 わずかな力でも積み重なれば、大きな仕事が成し遂げられるということ。




日経225先物の神髄を究める相場塾への質問やご入会につきましては
こちら↓からお問い合せ下さい。




TOPページに戻る